2013 10.3 thu. - 10.4 fri.
PETER CINCOTTI
artist PETER CINCOTTI
原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO
音楽性とルックスを兼ね備えた逸材。名プロデューサー、デヴィッド・フォスターにも絶賛されたピーター・シンコッティがブルーノート東京に初登場しています。
ぼくが初めてピーターのライヴを見たのはもう10年以上前、富士通コンコード・ジャズ祭のステージでした。彼はまだ10代だったと思います。スーツをかっこよく着こなし、アコースティック・ピアノでスタンダード・ナンバーの弾き語りを聴かせてくれました。「ハリー・コニックJr.の後継者みたいになるのかな」と、感じたものです。
しかし現在のピーターは、「誰それみたい」とはたとえられない独自の道を歩んでいます。ジャズ、ロック、ポップスへの愛を反映した、自作自演の音楽家として成長を続けています。バックグラウンドにあるのは"マンハッタン"です。彼はこの大都会で生まれ育ち、早くからエンターテインメントの世界に入り、着々と評価を高めてきました。マンハッタンの空気や情景は、ピーターの音楽に限りないインスピレーションを与えているのです。
楽器編成はピーターのアコースティック・ピアノとキーボードのほか、ギター、ベース、ドラムス。ギタリストはアコースティックとエレクトリックを持ち替え、ドラマーはカホン(スペインの打楽器)もプレイするので、サウンドにさまざまなヴァリエーションが生まれます。映画にも使われた代表曲「Goodbye Philadelphia」はもちろん、ニュー・アルバム『メトロポリス』からのナンバー、先日書き終えたばかりという新曲に交え、かつてディーン・マーティンが歌った「Sway」(ラテン・スタンダード「キエン・セラ」の英語ヴァージョン)をファンク調のアレンジで生まれ変わらせるなど、ピーターは多彩なレパートリーでオーディエンスを魅了しました。ビリー・ジョエルや、ベン・フォールズ・ファイヴのファンにも気に入っていただけるのではないでしょうか。公演は本日までです。
(原田 2013 10.4)
2013 9.3 THU.
1st & 2nd | |
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1. | LONG WAY FROM HOME |
2. | DO OR DIE |
3. | ALWAYS WATCHING YOU |
4. | TAKE A GOOD LOOK |
5. | FIT YOU BETTER |
6. | SWAY |
7. | NOTHING'S ENOUGH |
8. | I LOVE PARIS |
9. | HEART OF THE CITY |
10. | GOODBYE PHILADELPHIA |
11. | BE CAREFUL |
12. | MAKE IT OUT ALIVE |
13. | WITCH'S BREW |