LIVE REPORTS

ARTIST ARCHIVES

MONTHLY ARCHIVE

VIDEO ARCHIVES


HIROMI THE TRIO PROJECT 
featuring Anthony Jackson & Simon Phillips

artist ANTHONY JACKSON , 上原ひろみ

REPORT

原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO


ブルーノート東京、今年度のカウントダウン&ニュー・イヤーは"上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト"の登場です。

メンバーはもちろん、上原ひろみのピアノ&キーボード、アンソニー・ジャクソンのコントラベース・ギター、サイモン・フィリップスのドラムスという不動の陣容。日本、アメリカ、英国きっての凄腕が2013年末から2014年の年始にかけて東京に滞在し、連日のように快演を繰り広げるのですから、これはもう"事件"といっていいですね。

ザ・トリオ・プロジェクトが発足したのは2011年のことです。その情報を知ったぼくは「すごいメンバーが集まったな」と驚き、アルバムを聴いて「いわゆる人気ミュージシャンのオールスター・セッションとは一線を画す、この3人ならではのバンド・サウンドがもうすでに生まれている」と感心しました。超売れっ子揃いゆえスケジュールを調整するだけでも大変だろうに、ザ・トリオ・プロジェクトはコンスタントに活動を続け、ニュー・アルバムや新曲を発表し、サウンドを常に磨きこんでいます。音楽自体が成長し、発展していくことを、3人はなによりも楽しみにしているのでしょう。

「CDを聴いて予習してくれた方には申し訳ないんですが・・・」と、上原ひろみはMCで語り始めました。「いったい何が起こるんだ?」と思ったファンは、ぼくだけではないと思います。が、これが個人的には実に刺激的でした。新曲が次々とプレイされたのです。ぼくが見た29日のファースト・セットでは、まだCDに収められていない出来たてホヤホヤのナンバーを満喫することができました。鍵盤上を踊るような上原の指使い、白のコントラベース・ギターから放たれるアンソニーの重低音、要塞のようなドラム・セットの中で千手観音ぶりを発揮するサイモン(あれほど多くのシンバルやタムを見事にコントロールするセンスには、ため息が漏れます)。彼らが至近距離でプレイする定番&書き下ろしの数々をぜひお楽しみください!

※チケットはソールド・アウトですが、当日にキャンセル/空席が出る場合もございます。最新の空席情報はWEBでご確認ください。

(原田 2013 12.30)

SET LIST

本公演のセットリストは “今後ライブをご覧いただく皆様のために、当日の楽しみにしておきたい” とのアーティストの要望により、HPには掲載しておりません。

INDEX