2014 5.11 sun. - 5.13 tue.
ERIC BENÉT
artist ERIC BENET
原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO
甘さと逞しさを併せ持つ現代屈指のR&Bシンガー、エリック・ベネイ。この公演を心待ちにしていた方も多いことでしょう。今回も彼は絶好調。先にステージにあがったバンドがイントロを奏で終わるやいなや、もう待ちきれないという感じで歌いながら楽屋から登場します。手を差し出すファンに笑顔と握手でしっかり応えながら、1コーラスを歌い終える頃にはすっかりワン&オンリーのフェロモンでクラブを満たします。
"1996年に作った最初のビデオからの曲だ"という前置きで始まったのは「SPIRITUAL THANG」。いわずとしれた彼の代表曲ですね。"この曲を知っているひとは本当のエリック・ベネイ・ファンだと思うよ"という説明のあと飛び出した「BE MYSELF AGAIN」では、イントロから沸きに沸きます。"君は昨日も聴きに来ていたね。その笑顔を覚えているよ"と最前列のファンに語りかけ、縦横無尽に名曲の数々を歌っていく姿は、まさにスター・エンターテイナーの輝きです。上着を脱ぎ、次にサングラスをとり、会場のすみずみまで見渡しながら、バック・バンドと一体となったパフォーマンスを繰り広げます。
「DON'T LET GO」では、もちろん場内大合唱。"僕の最初のNo.1ソングだよ。この曲が出てから15年になるけれど、今も結婚式で歌われているんだ"というMCの後に登場した「SPEND MY LIFE WITH YOU」では、キャンディス・ボイドと息のあったデュエットを聴かせてくれました。後半では「NEWS FOR YOU」(フランキー・ビヴァリー&ザ・メイズやアース、ウィンド&ファイアーへのトリビュートとのこと)、ファルセットが圧倒的な「SOMETIMES I CRY」など近年の名曲を立て続けに歌い、"日本のファンのために、特別に新しいレパートリーをお届けするよ"と、5月28日に日本先行発売されるカヴァー・アルバム『フロム・E・トゥ・ユー(Vol.1)』から「パラダイス~愛のテーマ(ALMOST PARADISE)」を、リリースに先駆けて披露。エリックの過去・現在・未来が一望できるだけではなく、日本のリスナーへの深い愛情が強く伝わる圧巻のライヴでした。公演は13日まで、その雄姿をぜひ至近距離で!
(原田 2014 5.12)
2014 5.11 SUN.
1st & 2nd | |
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1. | MY PRAYER |
2. | LOVE DON'T LOVE ME |
3. | SPIRITUAL THANG |
4. | THE HUNGER |
5. | CHOCOLATE LEGS |
6. | FEMININITY |
7. | PRETTY BABY |
8. | SPANISH FLY |
9. | DON'T LET GO |
10. | SPEND MY LIFE WITH YOU |
11. | NEWS FOR YOU |
12. | SOMETIMES I CRY |
13. | WHY YOU FOLLOW ME |
14. | YOU'RE THE ONLY ONE |
EC. | GEORGY PORGY |