2014 9.30 tue. - 10.1 wed.
SWEET GEORGIA BROWN
artist SWEET GEORGIA BROWN
原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO
スウィート・ジョージア・ブラウン。同名のスタンダード・ナンバーもありますが、ここで紹介するのはブルース系女性シンガーのことです。3歳から舞台に立ち、9歳でタップダンサーとしてカーネギー・ホールに出演。その後N.Y.に拠点を移し、ディジー・ガレスピー、ジョージ・ベンソン、ココ・テイラーらとの共演、ミュージカル「アン・イヴニング・アット・コットン・クラブ」におけるベッシー・スミス役などで評判を呼びました。その伝説的シンガー、スウィート・ジョージア・ブラウンが今、ブルーノート東京に登場しているのです。
スチュー・カトラー(ギター)、グレッグ・ルイス(ハモンドB-3オルガン)、平川雄一(ドラムス)の伴奏陣がジミー・スミスの「Back at the Chicken Shack」を演奏して場内を暖めたところで、本日の主役、スウィート・ジョージア・ブラウンが登場します。きらきら光る衣装、貫禄を感じさせるルックス、豊かな声量で歌われるのは、20世紀を彩ってきたブルースやR&Bナンバーの数々。ジェームス・ブラウンの「I Got You」、サム・クックの「You Send Me」、パーシー・メイフィールドの「Please Send Me Someone To Love」などを、"スウィート・ジョージア・ブラウン・スタイル"としかいいようのない個性で歌いあげます。客席に声をかけ、マイクを差しだしながらのステージに、オーディエンスも大喜びです。スライド・バーを用いたスチュー・カトラーのギターも大きな拍手を集めていました。
後半では、自らの人気曲である「Cherry Pie」も披露。現在の彼女はN.Y.グリニッチ・ヴィレッジを拠点に活動し、"クイーン・オブ・ヴィレッジ"と呼ばれているそうですが、まさにこの日は、ヴィレッジの熱狂が東京に舞い降りたかのようでした。本日の公演でも、飛び切りのブルースを聴かせてくれることでしょう。
(原田 2014 10.1)
2014 9.30 TUE.
1st | |
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1. | BACK AT THE CHICKEN SHACK |
2. | LET THE GOOD TIMES ROLL |
3. | I GOT YOU |
4. | SPELL ON YOU |
5. | MOJO |
6. | YOU SEND ME |
7. | BIG LEGGED WOMAN |
8. | EVERYDAY I GOT A BLUES |
9. | CHERRY PIE |
10. | Bb MED BLUES |
EC. | PLEASE SEND ME SOMEONE TO LOVE |
2nd | |
1. | LIZARD SKIN |
2. | NOBODY GONNA LOVE YOU LIKE I'M GONNA LOVE YOU |
3. | WHAT A DIFFERENCE A DAY MAKES |
4. | I GOT ME A MAN(WAY OVER TOWN) |
5. | FUNKY |
6. | BIG LEGGED WOMAN |
7. | I'M A BAD GIRL |
8. | STAND BY ME |
EC1. | BRING HOME YOUR SWEET LOVING |
EC2. | HOUND DOG |