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SLY & ROBBIE and THE TAXI GANG featuring JOHNNY OSBOURNE

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原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO


ジャマイカの伝説たちが、目の前で白熱のライヴを繰り広げます。"スライ&ロビー・アンド・ザ・タクシー・ギャング・フィーチャリング・ジョニー・オズボーン"のステージが昨日から始まりました。

ヘルメットをかぶったスライ、恰幅のよいロビーらが位置につくと、さっそく飛び切りのインストゥルメンタル・ナンバーが始まります。MCはトロンボーン奏者のロナルド・ロビンソンが担当。彼自身もフレディ・マグレガー、ジュニア・マーヴィン、トゥーツ&メイタルズ等との共演歴を持つ、伝説的存在のひとりです。基本的にはジャズと同じように各人のアドリブ・ソロがリレーされるのですが、途中でベースとドラムスだけになるパートもあり、これが非常にスリリングでした。不世出のリズム・チーム、スライ&ロビーの"核"を味わったという感じです。

マイクを手にしたロビンソンが、「アイコン、レジェンド、マエストロ」といった言葉でジョニー・オズボーンを呼び出します。別名、ダンスホールのゴッドファーザー。帽子、サングラス、あごひげ、指輪、すべてがおしゃれです。歌うのが嬉しくてたまらないという感じで、ステージを端から端まで動きながら歌うのですが、アクションも歌いっぷりも、とにかく"自然"のひとことに尽きます。彼の中に染み込んでいるグルーヴを、オーディエンスとわかちあっているという印象を受けました。

とにかくジョニーは次々と歌いまくります。「Rock It Tonight」、「Truth And Rights」、「Purify Your Heart」、「Ice Cream Love」・・・そのつど客席は大いに沸き、ファンは踊ったり、手拍子をしたり、一緒に歌ったりして楽します。「ひょっとしたら朝まで歌い続けるんじゃないか」というぐらいの勢いで、まるでクラブ全体を操るかのようにジョニーは熱唱を続けました。もちろんその背後にスライ&ロビーを中心とする熟練ミュージシャンの、極上のサポートがあったことはいうまでもありません。

公演は本日、13日と続きます。ジャマイカの熱気を、ぜひ東京で!
(原田 2014 10.11)

SET LIST

2014 10.10 FRI.
   
1st
1. SWING EASY
2. ROCKFORT ROCK
3. ROCK IT TONIGH
4. WHAT A LA LA
5. REASON
6. YO YO
7. NO ICE CREAM LOVE
8. RIGHT TRACK
9. TRUTH AND RIGHTS
10. JAH PROMISE
11. PURIFY YOUR HEART
12. BUDY BYE
EC. ICE CREAM SOUND
 
2nd
1. SWING EASY
2. ROCKFORT ROCK
3. ROCK IT TONIGHT
4. WHAT A LA LA
5. REASON
6. YO YO
7. NO ICE CREAM LOVE
8. RIGHT TRACK
9. TRUTH AND RIGHTS
10. JHA PROMISE
11. PURIFY YOUR HEART
12. BUDY BYE
13. ICE CREAM SOUND
EC. LITTLE SOUND BOY

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