2014 10.15 wed. - 10.16 thu.
SNARKY PUPPY
artist SNARKY PUPPY
原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO
グラミー賞に輝いた注目のバンド、スナーキー・パピーが2度目の「ブルーノート東京」出演を大成功させています。
彼らの音楽は、文字通りのミクスチャーです。ジャズ、ファンク、ダンス、フュージョン、ヒップホップらの要素を配合しながら、徹底的にスタイリッシュな音楽を創造します。ただダンサブルなだけではなく、しっかりアドリブを聴かせるところもあります。インストゥルメンタル基調ですが、メロディを口ずさみたくなる箇所も少なくありません。曲によっては手拍子もごく自然に沸き起こり、なんというのでしょう、スナーキー・パピーのライヴが終了したときには何バンドも出演するステージを見終わったような多彩さが味わうことができるのです。
リーダーはベーシストのマイケル・リーグ。MCでも大活躍していましたが、そのプレイは文字通り「バンドの土台を支える」といった感じ。昔ながらの4弦ベースを用いて、ソリストをガンガン盛り上げていきます。アドリブ・パートではトランペット奏者のマイク・マー(Maher)が、1970年代前半のフレディ・ハバードを彷彿とさせる情熱的な吹奏で大きな拍手を呼びました。彼とジャスティン・スタントンの2トランペット、クリス・ブロックのテナー・サックスからなるホーン・セクションは、ファンクだけではなくブラス・ロックのファンにも大きくアピールするはずです。
ジャスティンはまた、キーボード奏者としてもグループに欠かせない存在です。「Outlier」ではジャスティン、ビル・ローレンス、ショーン・マーティン、そしてマイケル(シンセ・ベースを担当)がそれぞれ鍵盤に向かい、4キーボードによるアンサンブルを披露。深くエフェクトがかけられたクリスのサックスも実に神秘的で、まるで宇宙空間に迷い込んだような気分を味わうことができました。
本拠地はニューヨークのブルックリンですが、キーボードのビル・ローレンスは英国、パーカッションのマルセロ・ウォロスキはアルゼンチン、ドラムスのラーネル・ルイスはカナダの出身。その音楽性同様、メンバーもミクスチャー状態のスナーキー・パピー。ますますスケール感を増した彼らの最新ライヴは本日まで。ぜひお楽しみください。
(原田 2014 10.16)
2014 10.15 WED.
1st | |
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1. | INTELLIGENT DESIGN |
2. | SHOFUKAN |
3. | OUTLIER |
4. | SKATE U |
5. | THING OF GOLD |
6. | QUARTER MASTER |
EC. | READY WEDNESDAY |
2nd | |
1. | FLOOD |
2. | WHITECAP |
3. | BINKY |
4. | WHAT ABOUT ME? |
5. | TIO MACACO |
6. | SLEEPER |
EC. | SHOFUKAN |