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JOSÉ FELICIANO

artist JOSÉ FELICIANO

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原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO


太陽の輝きのような歌声、すこぶる粒立ちの良いギターの音色、ファンへの感謝を常に忘れないステージ・マナー。約半世紀にわたって精力的な活動を繰り広げているホセ・フェリシアーノが、ついにブルーノート東京初登場を果たしました。

冒頭ではまず、ホセの軌跡がスクリーンに映写されます。ジャズの古典的なナンバーである「Indiana」を演奏する少年時代の映像(レス・ポールからの強い影響を感じさせました)、ニューヨークのフォーク・ミュージック・シーンでの活動ぶり、いちど母国プエルトリコに戻ったときに初めてボレーロの素晴らしさを痛感したこと、フランク・シナトラやカルロス・サンタナなど様々なスターとの交流などが次々と紹介され、「まだかまだか」と会場の空気が高まる中、ホセがステージに登場します。

卓越したシンガー・ソングライターである彼は、同時にカヴァーの達人です。どんな曲でもホセ・フェリシアーノ色に染めてしまいます。この日のカヴァーは「It's Alright Mama」(アーサー・クルーダップのブルース「That's Alright」)、マイケル・ジャクソンの「Billie Jean」、エルヴィス・プレスリーの「Suspicious Mind」、そしてもちろんドアーズの大ヒット曲でありホセの名声も不動のものにした「Light My Fire」など。大きめのアコースティック・ギターを両膝にはさんで演奏する姿も、透明のボディを持つエレクトリック・ギターを弾きまくる姿も、すべてサマになっています。歌声も輝かしく、力強く、"現役の凄味"を思いっきり感じさせてくれました。

新曲「Believe Me When I Tell You」は、シンプルな構成の中にドラマティックな展開が光るバラード。語り掛けるような部分と、歌いあげる部分のバランスが絶妙です。

割れんばかりの声援と拍手を受けたホセは、それに応えて"Without you,I can't make it"と言いました。オーディエンスを愛し、音楽を愛する彼のステージは13日まで続きます。
(原田 2014 11.12)

SET LIST

2014 11.11 TUE.
1st
1. CHICO AND THE MAN
2. IT'S ALRIGHT MAMA
3. BILLIE JEAN
4. NO ME OLVIDES
5. RAIN
6. BELIEVE ME WHEN I TELL YOU
7. SUSPICIOUS MIND
8. OYE COMO VA
9. MALAGUEÑA
10. LIGHT MY FIRE
EC1. QUE SERA
EC2. TELL ME WHAT'D I SAY
 
2nd
1. AIN'T NO SUNSHINE
2. IN MY LIFE
3. AFFIRMATION
4. POR QUE TE TENGO
5. RAIN
6. BAMBOLEO
7. KNOCKIN' ON HEAVEN'S DOOR
8. PURPLE HAZE
9. CLASSICAL GAS
10. CALIFORNIA DREAMIN'
11. LIGHT MY FIRE
EC1. QUE SERA
EC2. FELIZ NAVIDAD

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