2015 12.2 wed., 12.3 thu., 12.4 fri.
SAM MOORE -80th Anniversary Celebration- with special guest TORTOISE MATSUMOTO(12.2wed.), THE GOSPELLERS(12.3thu.), ROY (THE BAWDIES) (12.4fri)
原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO
ソウル・ミュージック一筋に活動を続けるザ・レジェンド、サム・ムーア。その生誕80周年を記念して、豪華なソウル・ショウが繰り広げられています。
トランペット奏者のアル・チェスノヴィッツがハイノート(超高音)を轟かせるインストゥルメンタル曲に続き、バンドの音楽監督であるアイヴァン・ボドリーが「ソウル・ミュージカルは好きか?」と満場のオーディエンスに問いかけます。いよいよ主役、サムの登場です。客席が静かになると、キーボード奏者のクリッシ・ポーランドがスロー・ブルースを弾き始めます。「いったい何が始まるんだ?」と思っていたら、サムが歌い出したのは不滅の大ヒット曲「Hold On, I'm Comin'」ではないですか。この曲のアレンジを全く変えてワン・コーラスを終えた後、おなじみのリフが入って、我々の聴きなれた「Hold On, I'm Comin'」に移り変わります。サムが着ているジャケットの背中には大きな鷲(鷹かもしれません)が縫われていて、それが照明に当たって実にきれいです。
コーラス隊の一員であるタビサ・フェアとのデュエット「I Take What I Want」、ギターのマーク・ニューマンが極上のソロとカッティングを聴かせる「Get Out Of My Life, Woman」など、文字通りのソウル・クラシックスを、サムは実に気持ちよさそうに歌います。そしてステージ後半では、トータス松本がゲスト登場し、場内は総立ち。「I Thank You」、「Knock On Wood」等の名曲を、エンタテインメント性たっぷりのやりとりで楽しませてくれました。途中、サムの80歳を祝うバースデーケーキがスタッフによって運ばれましたが、そのときのサムの嬉しそうで、ちょっと照れたような表情は絶品でした。
日本側からのゲストは日替わりになっていて、本日はゴスペラーズ、明日4日はROY(THE BAWDIES)が登場します。サム&デイヴ時代からのファンも、近年ソウル・ミュージックに開眼した方も、世代を超えてサムの歌心を味いましょう!
(原田 2015 12.3)
2015 12.2 WED.
1st | |
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1. | SOUL FINGER |
2. | PETER GUNN |
3. | HOLD ON, I'M COMIN' |
4. | LET THE GOOD TIMES ROLL |
5. | I TAKE WHAT I WANT |
6. | GET OUT OF MY LIFE WOMAN |
7. | DON'T PLAY THAT SONG |
8. | I CAN'T STAND THE RAIN |
9. | TAKE ME TO THE RIVER |
10. | WHEN SOMETHING IS WRONG WITH MY BABY |
11. | I'M LOOKING FOR A LOVE |
12. | KNOCK ON WOOD |
13. | I THANK YOU |
14. | SOUL MAN ~ DANCE TO THE MUSIC |
2nd | |
1. | SOUL FINGER |
2. | PETER GUNN |
3. | HOLD ON, I'M COMIN' |
4. | LET THE GOOD TIMES ROLL |
5. | I TAKE WHAT I WANT |
6. | GET OUT OF MY LIFE WOMAN |
7. | DON'T PLAY THAT SONG |
8. | I CAN'T STAND THE RAIN |
9. | TAKE ME TO THE RIVER |
10. | YOU ARE SO BEAUTIFUL |
11. | I'M LOOKING FOR A LOVE |
12. | KNOCK ON WOOD |
13. | I THANK YOU |
14. | SOUL MAN ~ DANCE TO THE MUSIC |