2017 7.28 fri., 7.29 sat.
MASATO HONDA B.B.STATION -Big Band Night-
artist 本田雅人
原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO
痛快なアンサンブル、炸裂する超絶技巧、入魂のソロ、キャッチーなところもトリッキーなところも溢れるほど詰め込まれた音作り。快感を運ぶビッグ・バンド、本田雅人B.B.Stationの公演が昨日から始まりました。しかも今年は、記念すべき結成20周年にあたります。
オープニングはもちろん、「Theme For B.B.S.」。豪華なサックス・ソリ、エリック・ミヤシロによる轟くようなハイノート・トランペット・プレイがいきなり観客を釘付けにします。つづいては「放課後は日曜日」。僕はこの曲のタイトルを聞くとわくわくし、メロディを聴くとさらにわくわくしてきます。すごく開放感のある曲です。梶原順のギター・カッティングと則竹裕之の歯切れ良いハイハットが絶妙に絡み、本田は幅広い音域を上昇下降しながらうねるようなアルト・サックス・プレイを聴かせます。梶原のギターと本田のスキャットがユニゾンを繰り広げる場面も、この夜のクライマックスのひとつ。ここで場内を熱狂させ、つづいてMCも挟まずに、バラード「Fair Affection」へ移行します。ラストに登場するあでやかなカデンツァまで、まさしく本田のショウケースといえる内容でした。
その後は、ソロ・アルバム『SAXES STREET』から「Pinocchio」(本田はソプラノ・サックスを演奏。4/4拍子→6/8拍子→7/8拍子→3/8拍子が、とんでもなくスムーズに流れていきます)、「Seven」などをビッグ・バンド・アレンジで演奏。
オーラスにプレイされた「It Do Mean A Thing」ではメンバー全員をフィーチャー、とくにトランペット・セクションのチェイスは鳥肌ものでした。
年内にDVDが発売されるという予定のB.B.Station。公演は本日も開催されます。ジャズ・フュージョン界の凄腕たちによる、20thアニヴァーサリーをお見逃しなく!
(原田 2017 7.29)
Photo by Makoto Ebi
2017 7.28 FRI.
1st | |
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1. | THEME FOR B.B.S |
2. | 放課後は日曜日 |
3. | FAIR AFFECTION |
4. | PINOCCHIO |
5. | SEVEN |
6. | CONDOLENCE |
7. | MEGALITH |
EC. | IT DO MEAN A THING |
2nd | |
1. | THEME FOR B.B.S |
2. | FUNKY MONSTERS |
3. | LAST CLEAR STREAM |
4. | PINOCCHIO |
5. | CONDOLENCE |
6. | サックスのためのソナタ第18番「おはこ」 |
7. | MEGALITH |
8. | JOY |