2017 10.8 sun., 10.9 mon., 10.10 tue., 10.11 wed.
KOOL & THE GANG
artist KOOL & THE GANG
原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO
飛び切りのファンキー・パーティーが昨日から始まっています。1964年に発足した超老舗ユニット、クール&ザ・ギャングの登場です。
彼らのライヴは、とにかくサービス精神満点です。熱い歌と演奏、バッチリ揃った振り付け、観客の心をつかむMCで存分に楽しませ、しかも曲目はヒット・ナンバー多数。このグループのサウンドが、いかに世界で愛されてきたか改めて認識することができました(全世界で7000万枚のアルバムを売り上げ、2015年にはハリウッド"名誉の舗道"入りを果たしています)。
リード・ヴォーカルはショーン・マッキラーとラヴェル・エヴァンスが交互に担当、「Fresh」、「Tonight」、「Too Hot」と躍動的なナンバーをたたみかけ、"ここにいる女性みんなにこの曲を捧げたい。君たちはみんなジョアンナなんだ"というMCから、メロウな「Joanna」へ移ります。ミラーボールも効果満点、「1970年代にトリップしよう!」という声のあとは「Funky Stuff」、「Jungle Boogie」などグループ初期の十八番が次々と飛び出しました。サン・ラー・アーケストラの花形奏者でもあるマイケル・レイ(トランペット)はアドリブで「さくらさくら」を引用し、ジャーメイン・ブライソン(トロンボーン)も超満員の客席を練り歩きながらの熱演です。プログラム後半では、もちろん10数年ぶりの新曲「Sexy (Where'd You Get Yours)」も聴かせてくれました。
ぼくが見た初日(10月8日)のセカンド・セットではさらに、レアなシーンがありました。「Celebration」の途中で、この日に誕生日を迎えた、リーダーのベース奏者ロバート・クール・ベルへの"セレブレイション"が行なわれたのです。ステージにはバースデイケーキが持ち込まれ、オーディエンスとメンバーで"ハッピー・バースデイ"を合唱。ふだんは歌手やホーン・セクションの背後で渋くプレイしている彼が前面に出て、本当に嬉しそうな表情を見せていたのが印象的でした。パーティーは11日まで開催!
(原田 2017 10.9)
Photo by Tsuneo Koga
2017 10.8 SUN.
1st & 2nd | |
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1. | OPENING |
2. | FRESH |
3. | TONIGHT |
4. | TOO HOT |
5. | JOANNA |
6. | OPEN SESAME |
7. | JUNGLE BOOGIE |
8. | HOLLYWOOD SWINGING |
9. | CHERISH |
10. | LADIES NIGHT |
11. | SEXY (Where’d You Get Yours) |
12. | GET DOWN ON IT |
EC. | CELEBRATION |