2017 10.13 fri., 10.14 sat., 10.15 sun., 10.16 mon.
LISA ONO with Brazilian Friends 2017
artist DAVID SILVAH , 小野リサ
原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO
ブラジル音楽のアンバサダー、小野リサが昨日からブルーノート東京に登場しています。ここ数日、急に寒くなってきましたが、会場の中は暖かな雰囲気に満ちています。
「できるだけたくさんの曲をお届けしたかった」とMCで語っていた通り、とにかく選曲がバラエティに富んでいます。ぜひ実際のライヴに足を運んで、この"ブラジリアン・ソングブック"を楽しんでいただきたいのですが、アントニオ・カルロス・ジョビンの楽曲にしても、大定番だけではなく、他のアーティストのライヴではなかなか聴けないような通好みの楽曲も織り交ぜて楽しませてくれます。小野リサとは長年にわたって共演を続けるフェビアン・レザ・パネのピアノも随所にフィーチャーされましたが、イントロづくりのうまさ、鮮烈なリハモナイズ(和声を付け替えるテクニック)には、唸らされるばかりでした。他のメンバーも小野リサとは気心の知れた面々ばかりということで、誰もが快いプレイを披露。元パット・メセニー・グループの"マルサウジーニョ"ことアルマンド・マルサウもコンガやボンゴ等で、カラフルな響きを付け加えました。
中盤からは気鋭シンガー&ギタリストのデヴィッド・シルヴァが登場します。今世紀に入ってから頭角を現した一人で、敬愛する先人にはジョビンのほか、カルトーラ、ミルトン・ナシメント、マーヴィン・ゲイ、アル・グリーンらの名前を挙げています(今年、アルバム『Gratidão』をリリース)。小野リサと共演することで、日本における彼の知名度は一気に上昇するはずです。ふたりは初ライヴとは思えないほど息が合っていて、ユニゾンでもハーモニーでも、声の重なりが心地よく響きます。
公演は16日まで行なわれます。ブラジル音楽の優しさ、暖かさ、幅広さを満喫できる一夜をぜひお楽しみください。
(原田 2017 10.14)
Photo by Takuo Sato
2017 10.13 FRI.
1st & 2nd | |
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1. | OSCAR MEDLEY (MAS QUE NADA ~ O PATO ~ SO DANCO SAMBA ~ SAMBA DE UMA NOTA SO) |
2. | GAROTA DE IPANEMA |
3. | AMAZONAS |
4. | FOTOGRAFIA |
5. | FRAGILIDADE |
6. | MEU AMOR VOU TE PEGAR |
7. | LIGIA |
8. | ALAGOAS |
9. | O CALHAMBEQUE |
10. | ASA BRANCA |
11. | SAMBA DA MINHA TERRA |
12. | LEVIANA |
EC. | MEDLEY (CANCAO DA PRETINHA ~ KITTE NO NAI OKURIMONO) |