2018 4.22 sun., 4.23 mon., 4.24 tue., 4.25 wed.
ERIC BENÉT
artist ERIC BENET
原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO
アルバム未収録曲も収めたコンピレーション作品『ザ・ベスト・オブ・エリック・ベネイ』を5月23日にリリース。ピアニスト平戸祐介のソロ・プロジェクト"Yusuke Hirado Prospect"のファースト・アルバム『Heritage』へのゲスト参加も記憶に新しいエリック・ベネイが、今年もソウルフルでセクシーな世界を繰り広げています。
バックはジョナサン・リッチモンド(キーボード)、アフトン・ジョンソン(ベース)、ジョン・"スティックス"・マクヴィッカー(ドラムス)という不動の顔ぶれ。ジョナサンとアフトンは「Spiritual Thang」などで極上のバック・コーラスを聴かせ、ジョンはエレクトリック・ドラムも組み込んだセットでサウンドに刺激を加えます。エリックのヴォーカルは地声とファルセットを使い分け、まるで二人の歌手が一曲を演じているよう。浅く帽子をかぶり、ジャケット(赤いポケットチーフが印象的です)をラフに着込んで、観客すべてに目線を配りながら、丁寧に丁寧に歌い込んでゆきます。"アル・ジャロウ、ナタリー・コール、ジョージ・マイケル、デヴィッド・ボウイ、ジョージ・デューク、モーリス・ホワイト・・・最近、あまりにも多くのアイドルたちが旅立ってしまった。昨日(4月21日)はプリンスの命日だった。彼に捧げて、この曲を歌いたい"という前置きから始まったのは、プリンスの「How Come U Don't Call Me Anymore?」。椅子に座って熱唱するエリックを、紫のスポットライトが照らしました。
その他のセレクションもまさに"ザ・ベスト"の名にふさわしいもので、極めつけのバラード「Sometimes I Cry」、タミアとのデュエットで自身初のナンバー・ワン・ヒットを獲得した「Spend My Life With You」、"とにかく大好きな曲"だという「Chocolate Legs」など、イントロが出るだけで場内が一斉に沸きます。ミラーボールが光り輝いたオーラス曲「Georgy Porgy」(フェイス・エヴァンスとのコラボでヒットしました)では客席通路に入り込んで歌唱するだけでなく、ファンとダンスをするシーンもありました。
熱狂させ、踊らせ、感動させ、溜息をつかせる極上のエンタテイメント・ショウ。エリック・ベネイの公演は25日まで行なわれます。
(原田 2018 4.23)
Photo by Tsuneo Koga
2018 4.22 SUN.
1st | |
---|---|
1. | SUNSHINE |
2. | YOU’RE THE ONLY ONE |
3. | NEWS FOR YOU |
4. | CHOCOLATE LEGS |
5. | FEMININITY |
6. | LOVE OF MY OWN |
7. | PRETTY BABY |
8. | SPIRITUAL THANG |
9. | HOW COME YOU DON’T CALL ME |
10. | WANNA BE LOVED |
11. | SPEND MY LIFE |
12. | SOMETIMES I CRY |
13. | WHY YOU FOLLOW ME | EC. | GEORGY PORGY |
2nd | |
1. | SUNSHINE |
2. | YOU’RE THE ONLY ONE |
3. | NEWS FOR YOU |
4. | CHOCOLATE LEGS |
5. | FEMININITY |
6. | LOVE OF MY OWN |
7. | PRETTY BABY |
8. | SPIRITUAL THANG |
9. | HOW COME YOU DON’T CALL ME |
10. | SPEND MY LIFE |
11. | SOMETIMES I CRY |
12. | WHY YOU FOLLOW ME |
EC. | GEORGY PORGY |