2018 7.4 wed., 7.5 thu.
Chara『Shut Up And Kiss Me! ~Sweet Soul Sessions Supreme~』
artist CHARA
原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO
耳を惹きつけて離さないヴォーカルと、愛のヴァイブレーションに満ちた空間作り。ワン&オンリーの存在感を誇るCharaが、5月から行なってきた「Shut Up and Kiss Me! ~Sweet Soul Sessions Tour~」の最終公演にあたる「Supreme版」を7月4日と5日の二日間「ブルーノート東京」で開催しました。
Sweet Soul Sessionsは「小編成で奏でるグルーヴを大切にする」というコンセプトのもと、2016年末にChara、Ken Sano(キーボード)、MARTER(ベース、コーラス)の3人で活動を開始しました。今回のツアーはさらにSHO OGAWA(ギター)、FUYU(ドラムス)、さらにブルーノート東京公演限定として竹本健一(コーラス)が加わった超豪華版です。盛大な拍手が巻き起こる中、花柄のドレス、白いベールを身にまとったCharaが登場。歌い出したのは代表曲「Junior Sweet」です。R&B~ファンク色が強調されたバンド・サウンドと遊びたわむれるように、Charaは自由奔放な歌唱を繰り広げます。エンディングでの驚異的な声の伸び、その後に飛び出したハイ・トーン(超高音)のシャウト。圧巻でした。
愛娘のモデル・SUMIREの誕生日(7月4日)をみんなで祝い、中盤では「せつなくてごめんね」、YEN TOWN BAND名義でシングル・チャート1位を獲得した「Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜」などをしっとりと披露。後者ではOGAWAのブルージーなスライド・ギターも楽しむことができました。その後、FUYUの刻むファンキーなリズムに乗せて、Charaと観客がコール&レスポンス。ファンは総立ちとなり、「やさしい気持ち」へ突入します。大きめのバスドラをタイトに踏み込むFUYUのプレイは強靭そのもの、まさしくバンド全体のハートビートを刻んでいます。彼のドラムスとCharaサウンドの出会いは大成功だったといっていいでしょう。オーラスは、"家族の絆"をテーマにした「愛の絆」。リリカルな音作りと、七色に変化する歌声が巧みに融合します。その余韻を残したまま、Charaはステージをおりました。
新作のための楽曲制作期間に入るため、今年のツアーはこれでおしまいとのこと。ぜひ2019年もこのメンバーによる至近距離でのライヴを!と願わずにいられない一夜でした。
(原田 2018 7.5)
Photo by Makoto Ebi
2018 7.4 WED.
1st | |
---|---|
1. | HUG (INSTRUMENTAL) 〜 JUNIOR SWEET |
2. | なぜ笑ってるのかな? |
3. | ミルク |
4. | TINY DANCER |
5. | せつなくてごめんね |
6. | SWALLOWTAIL BUTTERFLY~あいのうた~ |
7. | やさしい気持ち |
8. | CALL ME |
9. | HEAVEN 〜 HUG |
EC. | 愛の絆 |
2nd | |
1. | HUG (INSTRUMENTAL) 〜 JUNIOR SWEET |
2. | なぜ笑ってるのかな? |
3. | ミルク |
4. | SYMPATHY |
5. | TINY DANCER |
6. | せつなくてごめんね |
7. | SWALLOWTAIL BUTTERFLY~あいのうた~ |
8. | やさしい気持ち |
9. | CALL ME |
10. | HEAVEN 〜 HUG |
EC1. | SWALLOWTAIL BUTTERFLY~あいのうた~ |
EC2. | 愛の絆 |