2018 8.13 mon., 8.14 tue., 8.15 wed., 8.17 fri., 8.18 sat., 8.19 sun., 8.21tue., 8.22 wed., 8.23 thu.
JUJU JAZZ LIVE 2018
artist JUJU
原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO
JUJUのJAZZを満喫できる季節、それが夏です。恒例の「ブルーノート東京」ロングラン公演が、8月13日から23日にかけて行なわれ(16日、20日はオフ)、連日超満員のオーディエンスを魅了しました。バックは音楽監督とピアニストを兼ねる島健を筆頭に、奥村晶(トランペット、フリューゲルホーン)、小池修(テナー・サックス、フルート)、村田陽一(トロンボーン)、近藤和彦(アルト・サックス、フルート)、納浩一(アコースティック・ベース)、道下和彦(ギター)、山木秀夫(ドラムス)という超豪華メンバー。趣味が良く厚みのあるアンサンブル、洒落たアドリブ・ソロも楽しめる、極上のひとときです。
昨年のテーマは"うっとり"でしたが、今年のテーマは "NY" "夏の都会によくある出来事"。MC部分ではニューヨークに住んでいたころに体験したユーモラスなエピソードもはさんで、観客から笑いを引き出します。オープニングはライザ・ミネリやフランク・シナトラの歌唱で有名な「New York, New York」。JUJUの心地よいヴォーカルと "It's up to you"(あなたしだい)というフレーズが強く耳に残ります。「Stolen Moments」はサックス奏者オリヴァー・ネルソンの作曲で、のちに複数のアーティストが歌詞をつけました。JUJUはスキャットでも聴きどころをつくります。英語歌唱が中心ですが、MCで歌詞の内容を伝えているのもとても親切です。ボサノヴァの大定番「The Girl from Ipanema」(JUJUはサラ・ヴォーンのように、女性目線に歌詞を変えた「The Boy from Ipanema」として歌います)、チャップリン作「Smile」、ルイ・アームストロングが不滅の名唱を残した「What a Wonderful World」など、誰もが一度は聴いたことがあるであろう名曲の数々が、JUJUの歌声で、つぎつぎと我々の耳に届きます。
アンコールではまず、ピアノだけの伴奏で「Lush Life」(飲んだくれ人生という意味。JUJUの生涯のテーマ・ソングなのだそうです)を披露。その後、再びバンド全員が登場して2015年リリースのヒット・シングル(ゴールドディスク獲得)「PLAYBACK」をパフォーマンスしました。ラテン・ジャズの風味を加えたゴージャスなサウンドが、曲の魅力をさらに際立たせます。
9月9日には大阪城ホール、10月9日、そして10月10日"JUJUの日"には日本武道館にて-JUJU 15th ANNIVERSARY- JUJU TOUR 2018 「I」 ARENA追加公演が待っています。今後のJUJUも、ますます見逃せません!
(原田 2018 8.13)
Photo by Tsuneo Koga
2018 8.13 MON.
1st & 2nd | |
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1. | New York, New York |
2. | Candy |
3. | Black Coffee |
4. | Stolen Moments |
5. | The Girl From Ipanema |
6. | Girl Talk |
7. | Smile |
8. | What A Wonderful World |
9. | I Didn’t Know What Time It Was | 10. | Remember (The Good Times) |
EC1. | Lush Life |
EC2. | PLAYBACK |