2019 2.12 tue., 2.13 wed., 2.14 thu., 2.15 fri.
ERIC BENÉT
artist ERIC BENET
原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO
バレンタイン・シーズンに、甘くセクシーな歌声が満喫できる喜び。4度のグラミー賞に輝くR&B界の大スター、エリック・ベネイの公演が昨日から始まっています。
昨年、人気曲満載のコンピレーション・アルバム『ザ・ベスト・オブ・エリック・ベネイ』が発売されたばかりですが、この日も"これをライヴで聴きたかったんだ"的ナンバーがずらりと揃いました。バック・メンバーは音楽監督のジョナサン・リッチモンド(キーボード)、アフトン・ジョンソン(ベース、キーボード)、ジョン・"スティックス"・マクヴィッカー(ドラムス)。不動の顔ぶれでパーマネントに活動を続けながら、音楽性をさらに磨き込んでいるのです。アフトンはキーボード・ベースを弾く時間が増えたように感じられました。
「Love Don't Love Me」を歌いながら登場したエリックは、文字通り"ひと声"でファンの心を独占してしまいます。「Chocolate Legs」、タミアとのデュオで世界を席巻した「Spend My Life With You」、敬愛するプリンスの楽曲「How Come U Don't Call Me Anymore?」などを次々と聴かせてくれましたが、地声の力強さ、空を駆けるような高音ファルセットの巧みな使い分けにはいつも感嘆させられます。大部分のコーラスは事前にプログラミングされているのですが、その響きとエリックの歌声のコンビネーションも絶妙です。「I Wanna Be Loved」ではオーディエンスの男性に"I Wanna Be Loved"、女性に"Be Loved by You"と歌わせてコール&レスポンスを行ない、「Georgy Porgy」では客席に入り込んで熱唱を繰り広げました。
MCで、エリックはこう言いました。"日本のファンの、ソウル・ミュージックやR&Bに対する敬意には心から感謝している。来日公演が終わるといつも、このまま日本を離れたくないという気持ちになるんだよ"。心に迫る公演は15日まで続きます。
(原田 2019 2.13)
Photo by Makoto Ebi
2019 2.12 TUE.
1st & 2nd | |
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1. | LOVE DON’T LOVE ME |
2. | SUNSHINE |
3. | YOU’RE THE ONLY ONE |
4. | NEWS FOR YOU |
5. | CHOCOLATE LEGS |
6. | FEMININITY |
7. | LOVE OF MY OWN |
8. | PRETTY BABY |
9. | SPIRITUAL THANG |
10. | HOW COME YOU DON’T CALL ME |
11. | SPEND MY LIFE |
12. | SOMETIMES I CRY |
13. | I WANNA BE LOVED |
EC. | GEORGY PORGY |