2019 5.11 sat., 5.12 sun.
CLÉMENTINE with special guest CÉCILE CORBEL
artist CECILE CORBEL , CLEMENTINE
原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO
フランスと日本を結ぶ"ポップスの親善大使"、クレモンティーヌ。毎年さまざまなスペシャル・ゲストを迎えて楽しいひとときを届けてくれる彼女ですが、今回はジブリアニメ『借りぐらしのアリエッティ』の主題歌を歌うセシル・コルベルとのステージです。
前半はクレモンティーヌと彼女のバック・バンドが登場します。DEPAPEPEの三浦拓也(ギター)、ソノダオーケストラの園田涼(ピアノ)を含むサポート陣の軽やかな響きに乗せて、クレモンティーヌはカロルス・リラの「Maria Ninguem」、ジブリソングから「風の谷のナウシカ」、「となりのトトロ」等を歌唱しました。つづいてセシル(ヴォーカル、ハープ)とサイモン・キャビ―(フェンダー・ローズ)が呼び出され、クレモンティーヌとセシルのリード・ヴォーカルで『虹の豚』の挿入曲「Le Temps des cerises(さくらんぼの実る頃)」(もともとは19世紀に作曲されたシャンソン)を。さらにセシルをフィーチャーしたセットへと移ります。
サイモンのピアノとフェンダー・ローズだけを従えた、ハープの弾き語り。場内には静謐な空気が広がり、どこかヒーリング効果も感じさせます。『借りぐらしのアリエッティ』の主題歌はもちろんのこと、ケルト風サウンドを取り入れたリズミカルな新曲「Le bal des chats」(猫の玉)も織り交ぜて、満員の観客を彼女の世界にいざないました。
再びバンドスタンドに戻ったクレモンティーヌとバンドは、荒井由実の「ひこうき雲」(リリースから40年後、ジブリ作品『風立ちぬ』の主題歌に採用)、今年ついにフランスで上映された『ルパン三世 カリオストロの城』からの「炎のたからもの」等を歌唱。近年の定番である「バカボン」は三浦のアコースティック・ギターとのデュオで披露されました。ユーモラスな歌詞と、しっとりとしたボサノヴァ調のアレンジのギャップに、場内から笑い声が漏れます。オーラスは再び全員が揃って、「オー・シャンゼリゼ」。クレモンティーヌとセシルがワン・フレーズずつ交互に歌い、バック・メンバー全員のソロも聴くことができました。公演は本日も行なわれます。
(原田 2019 5.12)
Photo by Takuo Sato
2019 5.11 SAT.
1st | |
---|---|
1. | レ・ヴォヤージュ |
2. | ケル・タン・フェ・ティル・ア・パリ |
3. | マリア・ニンゲン |
4. | ビー・ナイス |
5. | 風の谷のナウシカ |
6. | となりのトトロ |
7. | さくらんぼの実る頃 |
8. | アンダンデ・ヴ |
9. | Arrietty’s Song |
10. | TOUTOUIG |
11. | アントル・セ・ブラ |
12. | プティ・ファントム |
13. | ひこうき雲 |
14. | 炎のたからもの |
15. | ジェレミ |
16. | ラムのラブソング |
EC.1. | バカボン・メドレー |
EC.2. | オー・シャンゼリゼ |
2nd | |
1. | レ・ヴォヤージュ |
2. | ケル・タン・フェ・ティル・ア・パリ |
3. | マリア・ニンゲン |
4. | ビー・ナイス |
5. | もののけ姫 |
6. | さくらんぼの実る頃 |
7. | アンダンデ・ヴ |
8. | Arrietty’s Song |
9. | TOUTOUIG |
10. | アントル・セ・ブラ |
11. | プティ・ファントム |
12. | ル・バル・デ・シャ |
13. | ひこうき雲 |
14. | 炎のたからもの |
15. | ジェレミ |
16. | ラムのラブソング |
EC.1. | バカボン・メドレー |
EC.2. | マイ・ウェイ |
EC.3. | オー・シャンゼリゼ |