2019 6.23 sun., 6.24 mon., 6.25 tue.
JOSÉ FELICIANO
artist JOSÉ FELICIANO
原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO
もはや人間国宝といっていいでしょう。1960年代から第一線で活躍し、数々の栄誉に輝く"ジャンル、国境、言語を超えて世界にアピールする真のクロスオーヴァー・アーティスト"ホセ・フェリシアーノのステージが昨日から開催されています。今回のバック・メンバーには旧友の打楽器奏者ボブ・コンティが参加(1982年のゴールド・アルバム『Escenas de Amor』でも演奏しています)、さらに息子のジョナサン・フェリシアーノ(2歳から楽器をプレイしているそうです)がドラムスを担当し、もちろん常連のキーボード奏者タイラー・マクヒューも健在ぶりを発揮するなど、以前にもまして華やかなラインナップ。日本のファンへの愛情に満ちたホセのMCも楽しく、場内は笑い声、歓声、盛大な拍手に包まれ、ラストではスタンディング・オベイションが沸き起こりました。
「Rain(雨のささやき)」、グラミー賞の最優秀新人賞に輝いた「Light My Fire(ハートに火をつけて)」、イタリアン・ソングにスペイン語の詞をつけた「Que Sera」など代表曲には事欠かないホセですが、欲張りなぼくは、"それ以外に何を聴かせてくれるのか"ということにもたっぷり期待しつつブルーノート東京に足を運びます。この日、聴かせてくれたのはビートルズの「In My Life」、マイケル・ジャクソンの「Billy Jean」(前半部分はギターでメロディを奏し、サビから歌い始めます)、エルヴィス・プレスリーの「Suspicious Minds」等。"みんな、エルヴィスは好きかい? 僕も大好きだよ。だけど僕は彼のようにかっこよく腰を振って歌うことができなかった。だからギターを手にしたんだ"とジョークを挟みつつ、魅力的なギターと歌声をたっぷり聴かせてくれました。今はなきアーティストの人気曲を、情熱的な"ホセ節"で満喫できるのも、ライヴならではの楽しみといっていいでしょう。
公演は25日まで開催されます。来年で75歳を迎えるザ・レジェンドの雄姿を、ぜひごらんください。
(原田 2019 6.24)
Photo by Tsuneo Koga
2019 6.23 SUN.
1st | |
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1. | AIN’T NO SUNSHINE WHEN SHE’S GONE |
2. | IN MY LIFE |
3. | BILLY JEAN |
4. | RAIN |
5. | POR QUE TO TENGO QUE OLVIDAR |
6. | TO LOVE SOMEBODY |
7. | SUSPICIOUS MINDS |
8. | OYE COMO VA |
9. | CALIFORNIA DREAMING |
10. | I’VE GOT A WOMAN |
11. | LIGHT MY FIRE |
12. | QUE SERA |
2nd | |
1. | AIN’T NO SUNSHINE WHEN SHE’S GONE |
2. | IN MY LIFE |
3. | BILLY JEAN |
4. | POR QUE TE TENGO QUE OLVIDAR |
5. | RAIN |
6. | TO LOVE SOMEBODY |
7. | KNOCKIN’ ON HEAVEN’S DOOR |
8. | OYE COMO VA |
9. | CALIFORNIA DREAMING |
10. | I’VE GOT A WOMAN |
11. | LIGHT MY FIRE |
12 | QUE SERA |