2019 9.29 sun., 9.30 mon.
The EXP Series #30 / TURKUAZ
artist TURKUAZ
原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO
常に新鮮な音楽体験を味わわせてくれるブルーノート東京の好評シリーズ"The EXP Series"も、ついに第30回目を迎えました。今回登場するのは、N.Y.ブルックリンを拠点とするグループ、タークァーズです。2008年、ボストンのバークリー音楽院出身のメンバーを中心に結成され、2011年に『Turquaz』でアルバム・デビュー。「ファンク、オルタナティヴ・ロック、R&B、サイケデリック・ロックのミクスチャー」、「混声ヴォーカル」、「ワイルドなホーン・アレンジ」、「際限ないほどのグルーヴ」をバンドのセールス・ポイントとして、コンスタントにライヴやレコーディング活動を続けています。この来日公演は、トーキング・ヘッズのジェリー・ハリスンもプロデューサーとして参加したニュー・アルバム『ライフ・イン・ザ・シティー』を携えてのものです。
スペイシーなSE(サウンド・エフェクト)にあわせてメンバーが登場し、リード・ヴォーカルとサイド・ギターを担当するデイヴ・ブランドウィンが"どうぞ立ち上がって踊ってください"と伝えるやいなや、「Chatte Lunatique」が始まります。デイヴは両脇に女性コーラスを携えて存分にシャウト。ホーン・セクションも揃いの振り付けをキメながら熱演を繰り広げます。しかもこのグループは、見た目が本当にカラフルです。まるでアイドル・グループのように各人にメンバーカラーがあり、その色を身に着けながらパフォーマンスするのです。
バリトン・サックスのジョシュ・シュワルツは紫、テナー・サックスのグレッグ・サンダーソンは赤、トランペットとキーボード(主にオルガン系の音を出す)のクリス・ブロウワースは黒、ドラムスのミケランジェロ・カルーバは緑、ベースのテイラー・シェルはオレンジ、ギターとシンセサイザーのクレイグ・ブロッドヘッドは白、ヴォーカルのシーラ・エリアスは黄色、やはりヴォーカルのサミ・ギャレットはピンク(髪の毛の色も)、そしてデイヴはスーツもシャツもギターもすべて青で統一しています。そしてギターのボディにはタークァーズのロゴがしっかりと刻まれています。
『ライフ・イン・ザ・シティー』からは「The One and Lonely」、ホーン・セクションとギター・カッティングの絡みが快い「Make You Famous」を披露。初期のレパートリーである「Gremlins」ではジョシュのバリトン・サックスが大きくフィーチャーされ、活動50年を超える英国のソウル・バンド"ホット・チョコレート"のカヴァー「Every 1's a winner」は女性ヴォーカルふたりが個性を競いました。そしてオーラスは、ジョシュがリード・ヴォーカルをとるザ・バンドのカヴァー「The Shape I'm In」。'60年代スタックス・レーベルのサウンドをテンポ・アップしたような音作りに、場内はダンスフロア状態になりました。レタス、ザ・ニュー・マスターサウンズ、ザ・ディップ等のファンには特に強くお勧めしたいステージです。公演は本日まで!
(原田 2019 9.30)
Photo by Makoto Ebi
2019 9.29 SUN.
1st | |
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1. | CHATTE LUNATIQUE |
2. | COAST TO COAST |
3. | THE MOUNTAIN |
4. | MAKE YOU FAMOUS |
5. | GREMLINS |
6. | PERCY THRILLS (THE MOONDOG) |
7. | THE ONE AND LONELY |
8. | LOOKIN' TOUGH, FEELIN' GOOD |
9. | EVERYONE'S A WINNER |
10. | MONKEY FINGERS |
EC. | THE SHAPE I'M IN |
2nd | |
1. | 20 DOLLAR BILL |
2. | E.Y.E.(LOOKIN' GOOD) |
3. | IF I EVER FALL ASLEEP |
4. | TIPTOE THROUGH THE CRYPTO |
5. | BRAIN DRAIN FEVER |
6. | NIGHTSWIMMING |
6. | NIGHTSWIMMING |
7. | GOGO MR. DODO |
8. | BIG BUSINESS |
9. | SLIPPERY PEOPLE |
10. | SUPERSTATIC |
11. | BACK TO NORMAL |
EC. | BUBBA SLIDE |